らくがき帳

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イケメンの女装は似合っていないほど良い

ティム・バートン監督のエド・ウッドを観ました。

 

 

「歴代最低の映画監督」と呼ばれたエド・ウッド

 

彼の映画の出来が、一義的には「最低最悪」であることに異論をはさむものは少ない。彼が再評価されたのは、最低最悪の出来の映画ばかり作り、評価も最悪であり続けた(というよりも評価対象以前だった)にもかかわらず、それでもなお映画制作に対する熱意や、ほとばしる情熱を最後まで失わなかったためである。これをもって「ハリウッドの反天才」「芸術の突然変異」との称号(?)で称されることもある。

 

などとウィキペディアに書かれているような監督です。ユーモア欠乏症のウィキペディアンがここまでおもしろい悪評を垂れ流すのも珍しい。相当だな。

 

さて、ティム・バートン監督のエド・ウッドに話を戻します。エド・ウッドには女装癖があったらしく、映画内ではエドを演じるジョニーデップの女装がたびたび登場します。

 

顔立ち、肩幅の広さ、筋肉のライン。どれをとっても雄々しいジョニー・デップと、やわらかなピンクのセーターとのミスマッチが奏でる不協和音から目線が外せなくなる感覚がたまらんすぎる。

 

女装とはかくあるべきだと思うのです。

 

女装は男性にしかできない最も男らしい行為という言説がありますが、全くその通りです。

男性と女性の一番の相違点は体つきにあります。

男性は大きく直線的なシルエットにダイナミックに大きく動く関節が特徴的です。一方、女性は曲線的でしなやかなシルエットと、みずみずしく儚い関節を持っています。

 

男性が女性の服を着るとき、女性のしなやかさを引き出すための服が男性の直線的なシルエットを露骨に浮かび上がらせるので生々しく、異様な艶めかしさが表出する。さらに男性の顔が美しいと、首から下の異様さがマイルドになる。

そういうカタルシスがイケメンの女装にはあります。

 

まあ要するに、ジョニデしか勝たん。